【電子ピアノ】活用しよう!いつもと違った使い方で電子ピアノをもっと楽しもう!

【電子ピアノ】活用しよう!いつもと違った使い方で電子ピアノをもっと楽しもう!
【電子ピアノ】活用しよう!いつもと違った使い方で電子ピアノをもっと楽しもう!
電子ピアノはアコースティックピアノのような表現力を持つようにその性能は進化していますが、その一方ではデジタルならではの機能も発展しています。
多彩なことができるからこその問題ですが、どうしても豊富な機能を持て余します。
機種によっても機能はさまざまですが、電子ピアノっていいな!と思えるようにその一部を紹介したいと思います。

よくある基本機能

さまざまな機能の中でもよく使われているものの例を挙げます。電子ピアノ単体で手軽に使えるもので非常に便利です。
音色の変化:ピアノの音以外にもオルガンやギター打楽器など音色を変化させることができます(機種によって音色の種類は異なります。ただし別途音源を追加することも可能です)。
メトロノーム:テンポ調整など練習時には非常に役立ちます。
リズム:ピアノ演奏と合わせて特定のリズムを奏でることができます。
コードチェック:弾いた鍵盤に合わせてどのコードに当てはまるか判断して表示します。
録音:演奏したものを録音し再生できます。

ここで挙げたものは一部ですし、機種によってはその機能がないものもあります。

1. 他の音楽機器と繋いでスピーカー代わりにする

電子ピアノに搭載されているスピーカーはピアノ音源の再生だけでなく音楽再生機器としても利用可能です。
たとえばスマホに保存している曲を電子ピアノのスピーカーで再生するということや、マイクを接続して自身の声を合わせてスピーカーから響かせるということもできます。
この場合はスマホと電子ピアノの接続はBluetoothを用いたり、スマホのイヤホンジャックから電子ピアノの音入力用端子に接続するなど方法はいくつかあります。
マイクも直接接続するタイプのものや接続口が不足していればオーディオインターフェイスなどの機器を別途追加することで音の入力も可能です。

2. 鍵盤を分けて二人で演奏する

機種によっては88鍵盤を2つに分けて左半分と右半分で同じ音階の音がなるような設定できます。2人で同じ音を奏でることができます。

3. パソコンやスマホなどと繋いでできること

パソコンとスマホとの連動でできることの幅は非常に多いです。今はできなくても対応のアプリさえあればさらに応用の可能性が広がるということもあります。

4. スマホなどを電子ピアノのコントローラーとして使う

一部のメーカーでは電子ピアノの機能の操作をスマホでもできるように専用のアプリを開発しています。
電子ピアノ自体にディスプレイはなく操作が分かりづらいという場合もこのようなアプリで快適に操作できることもあります。

5. 楽譜を表示・ペダルでページをめくる

PDFファイルなどの電子データになった楽譜をパソコンやタブレットなどで表示することは機種を問わずに可能です。
さらに一部の機種では専用アプリの設定で、ペダルを踏むことで楽譜のページをめくるような機能を割り振ることができます。

6. 録音

電子ピアノに録音機能がなくともスマホやパソコンの機能で録音が可能です。
その場合、大きく分けて録音方法は2種類あります。
たとえば、マイクなどを使えばスピーカーから出した演奏音や歌声、打鍵音など環境音も含めて録音します。
また、電子ピアノの演奏音だけを録音機器に送ってその他の雑音を除いた状態での録音も可能です。

7. ネット配信・セッション

パソコン・スマホとネット環境があればインターネット上でその演奏や映像を配信できます。
また、ネット上で遠くの人とセッションすることも可能です。遅延の少ない配信環境があれば直接演奏を合わせることも可能ですし、インターネット上でのセッションを目的としたWebサービスもあります。
もちろん、電子ピアノでなくとも配信などは可能ですがマイクで音を拾った場合は雑音が含まれやすいので、手軽に高音質で配信するなら電子ピアノなどの電子楽器は有利です。

8. ピアノロールを用いたバーチャル表示やレッスン

ピアノロールという、鍵盤と弾かれた鍵盤情報を表示する方法があります。
これはリアルタイムで演奏をピアノロールに流すこともでますし、決められた楽譜情報を流してレッスンに用いることもできます。
楽譜が読めなくとも画面上で鍵盤が光ったり次に押す鍵盤などがわかりやすい表示なので初心者の練習に適しています。
これらにはそれぞれの用途に合わせたソフト(アプリ)を準備する必要があります。たとえばsynthesia(シンセシア)などが有名です。
ちなみにこちらはパソコン・スマホに音のデータを送るのではなくMIDIという演奏情報(各鍵盤を弾いた長さや速さなど)を送っています。

9. 別音源での演奏やその追加

電子ピアノに標準搭載された音以外での演奏をすることもできます。
音源ソフトなどを別に用意することで、電子ピアノからはMIDIで演奏情報を音源ソフトに送信し、音は音源ソフトのものを再生するという流れです。
音色としては各楽器類はもちろんですが、人や動物の声が音階となったものなどの特徴的なものもあります。
演奏と音の再生が遠回りしているように感じるかもしれませんが実際の遅延はほぼありません。速弾きしても気づかない程度です。
また音源ソフトは無料のものもありますので、パソコンとネット環境があれば無料で試せます。
音源は使い回すこともできるので有料でも高音質で気に入ったものが見つかれば今後電子ピアノを買い替えても継続して使えます。
また、一部の電子ピアノやシンセサイザーなどでは最初に搭載されている音源以外にも専用サイトから音源を追加することもできます。

10. 楽譜の作成

MIDI情報の送信ができれば電子楽譜の作成が簡単にできます。
楽譜制作用のソフトを用いれば鍵盤で演奏した音階が自動的に譜面に追加されていきます。
譜面に手書きで音符を記載していくよりずっと楽です。
音符や休符の長さをしていして音階の入力は鍵盤で入力することや、精度の良し悪しはありますが演奏したものをダイレクトに楽譜に起こすということも可能です。

12. 音楽制作

DAWと呼ばれる音楽制作ソフトを使うことでオリジナルの音楽を制作ができます。
電子ピアノで演奏した生の演奏情報を載せることもできますし、気に入らない部分だけに修正を加えることで何度も弾き直す手間が省けます。
テンポ調整は後ほど修正もできるので高度な演奏技術が必要で自分の演奏技術が足りていなくともソフトを使って補うこともできます。
複数の楽器パートを重ねて音源ソフトで多彩な音色をあてはめればオーケストラのような演奏も奏でられます。

13, ゲーム内での演奏

ネット配信と似たようなものですが、ゲーム内の楽器をMIDI情報を使って演奏できるものがあります。
たとえば、ゲーム内のピアノやトランペットやドラムなどがお手持ちの電子ピアノ(その他MIDI対応機器でも可能)で自由に演奏できます。
送信されるのはMIDI情報なので生の演奏をゲーム内で奏でることもできますし、事前に作った演奏データをMIDIファイルとして読み込んで自動演奏といったこともできます。
対応しているゲームは限られていますがオンラインゲーム内でストリートピアノのように他のプレイヤーの前で演奏している方もいます。
また、MIDIに対応していなくともボイスチャットのできるゲームは多いのでボイスチャットの音声に演奏音を乗せるということも可能です。

まとめ

電子ピアノでできることをまとめました。
とはいえ、まだ一部だと思います。さまざまな用途で使っている方がいますし、その用途を知ればもっと電子ピアノが活用されるのではと思い記事にしました。
好きな曲を練習して上手に演奏することも目標にしてもいいですし、自分が作った曲やその楽譜をインターネット上に投稿してリアクションをもらうのもおもしろいと思います。
演奏を配信したりセッションすることで趣味や仕事のコミュニティを広げることに役立つかもしれません。
お手持ちの機器で挑戦してみてはいかがでしょうか。
この記事の中の一部でも興味をもっていただきモチベーションを上げる1つになれば幸いです。